iPad - VoiceOverについて

background image

について

VoiceOver

では画面の表示項目が音声で説明されるため、画面を見なくても

iPad

を使用できます。

画面上の各要素を選択すると、

VoiceOver

がその要素について説明します。要素を選択すると、その要素が黒い

長方形(

VoiceOver

カーソル)で囲まれ、

VoiceOver

はその名前を読み上げ、その項目について説明します。

画面上にある別の項目の名前と説明を聞くには、画面に触れるか、指でドラッグします。テキストを選択すると、

VoiceOver

はそのテキストを読み上げます。読み上げのヒントをオンにすると、

VoiceOver

が項目の名前を読み上げ、

「ダブルタップして開きます」のように指示したりすることがあります。画面上のボタンやリンクなどの項目を操作す

るには、

109

ページの「

VoiceOver

のジェスチャについて」で説明しているジェスチャを使用します。

106

background image

新しい画面に移動すると、

VoiceOver

はサウンドを再生し、画面の最初の要素(一般に左上隅の項目)を自動的

に選択して、読み上げます。また、

VoiceOver

はディスプレイが縦向きまたは横向きに変更されたときや、画面がロッ

クまたはロック解除されたときにもユーザにそのことを知らせます。

参考:

VoiceOver

は「言語環境」で指定された言語で読み上げられます。この言語は、

「書式」設定(「設定」>「一

般」>「言語環境」>「書式」)の影響を受ける場合があります。

VoiceOver

は多くの言語に対応しますが、サポー

トされない言語も一部あります。

VoiceOver

を設定する

重要:

VoiceOver

では、

iPad

の制御に使用するジェスチャが変更されます。

VoiceOver

をオンにしたら、

VoiceOver

のジェスチャを使用して

iPad

を操作する必要があります(標準の操作を再開するために

VoiceOver

オフにする場合も当てはまります)。

参考:

VoiceOver

と「ズーム機能」は同時に使用できません。

VoiceOver

のオン/オフを切り替える:

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」と選択します。

VoiceOver

のオン/オフを切り替えるために「ホームをトリプルクリック」を設定することもできます。

115

ページの

「ホームをトリプルクリック」を参照してください。

音声ヒントのオン/オフを切り替える

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」と選択します。読み上げ

のヒントがオンになっている場合は、

VoiceOver

が項目のアクションについて説明したり、

「ダブルタップして開きます」のように指示したりすることがあります。「ヒント」をローター

に追加してから、上または下に指をさっと動かして調整することもできます。

110

ページの

VoiceOver

のローターコントロールを使用する」を参照してください。

VoiceOver

の話す速さを設定する

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」と選択し、

「読み上げ速度」

スライダをドラッグします。「読み上げ速度」をローターに追加し、上または下に指をさっ
と動かして調整することもできます。

110

ページの「

VoiceOver

のローターコントロール

を使用する」を参照してください。

入力フィードバックを変更する

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「入力フィードバック」

と選択します。

入力フィードバックに欧文通話表を使用する 「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「欧文通話表を使用」

と選択します。テキストは

1

文字ずつ読み上げられます。最初にその文字が読み上げられ、

続いて対応する通話表の語が読み上げられます(「

f

」に続いて「

foxtrot

」など)。

ピッチ変更を使用する

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「ピッチ変更を使用」

と選択します。文字を入力しているときには高い声、文字を削除しているときには低い声
で読み上げられます。また、グループ(リストや表など)の最初の項目が読み上げられる
ときは高い声、グループの最後の項目が読み上げられるときは低い声が使用されます。

Web

ブラウズ用のローターオプションを設

定する

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「ローター」と選択します。

タップしてオプションを選択または選択解除するか、

を上または下にドラッグして項目

の位置を変更します。

VoiceOver

の言語を変更する

ローターを「言語」に設定し、上または下に指をさっと動かしします。複数の言語を選択
すると、ローターを「言語」の位置に設定できます。

言語ローターで使用できる言語を選択する 「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「言語ローター」と選

択します。リスト内での言語の位置を変更するには、

を上または下にドラッグします。

iPad

で使用する言語を設定する

「設定」>「一般」>「言語環境」>「言語」と選択します。一部の言語は、

「設定」>「一

般」>「言語環境」>「書式」の書式設定の影響を受ける場合があります。

移動時にイメージをスキップする

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「イメージをナビゲート」

と選択します。すべてのイメージをスキップすることも、説明のないイメージだけをスキッ
プすることもできます。

iPad

のロックを解除したときに通知を読み

上げる

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「通知を読み上げる」

と選択します。オフになっている場合は、

iPad

のロックを解除したときに時刻だけが読み

上げられます。

107

24

アクセシビリティ

background image

VoiceOver

を使用する

画面上の項目を選択する:

画面上を指でドラッグします。指で触れると、

VoiceOver

は各要素を識別します。

1

の指で左または右にフリックして、要素間を移動することもできます。要素は左から右、上から下に選択されます。
次の要素に進むときは右にフリックし、前の要素に戻るときは左にフリックします。

縦方向のナビゲーションを有効にする

「縦方向のナビゲーション」をローターに追加し、ローターを使って選択してから、上また

は下に指をさっと動かして上または下の項目に移動します。

110

ページの「

VoiceOver

のローターコントロールを使用する」を参照してください。

画面上の最初または最後の項目を選択する

4

本指で上または下にフリックします。

iPad

のロックを解除する

ロック解除ボタンを選択してから、画面をダブルタップします。

項目を名前で選択する

画面のどこかを

2

本指でトリプルタップして、項目セレクタを開きます。次に、検索フィー

ルドに名前を入力するか、右または左にフリックしてアルファベット順のリスト内を移動す

るか、リストの右にある目次/

索引をタップし、上または下にフリックして項目のリスト内

をすばやく移動します。

画面項目を見つけやすくするために項目の
名前を変更する

画面のどこかを

2

本指でタップしたままにします。

選択した要素のテキストを読み上げる:

1

本の指で下または上にフリックして、次または前の単語か文字を読み上

げます(文字または単語のどちらを読み上げるかを選択するには、ローターコントロールを回します)。通話表によ

る読み上げを含めることもできます。

107

ページの「

VoiceOver

を設定する」を参照してください。

項目の読み上げを停止する

2

本指で

1

回タップします。読み上げを再開するには、

2

本指で再度タップします。別の

項目を選択すると、自動的に読み上げが再開されます。

読み上げの音量を変更する

iPad

の音量ボタンを使用するか、音量をローターに追加して上および下に指をさっと動

かして調整します。

110

ページの「

VoiceOver

のローターコントロールを使用する」を

参照してください。

VoiceOver

を消音にする

3

本指でダブルタップします。音声をオンに戻すには、再度

3

本の指でダブルタップします。

VoiceOver

の音声のみをオフにするには、本体横のスイッチを消音に設定します。外部

キーボードを接続している場合は、キーボードの

Control

キーを押して

VoiceOver

を消

音にしたり消音を解除したりすることもできます。

読み上げの音声を変更する

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「圧縮ボイスを使用」

と選択します。

先頭から画面全体を読み上げる

2

本指で上にフリックします。

現在の項目から画面の一番下まで読み上

げる

2

本指で下にフリックします。

iPad

の状況情報を読み上げる

時間、バッテリーの寿命、

Wi-Fi

信号の強さなどの情報を読み上げるには、画面の上部

をタップします。

VoiceOver

がオンになっているときに、選択された項目を「タップ」する:

画面上の任意の場所をダブルタップし

ます。

VoiceOver

がオンになっているときに、選

択された項目を「ダブルタップ」する

画面上の任意の場所をトリプルタップします。

スライダを調節する

1

本の指で、設定を大きくするときは上にフリックし、設定を小さくするときは下にフリッ

クします。

画面のリストまたは領域をスクロールする

3

本指で上または下にフリックします。下へフリックするとリストまたは画面内の

1

ページ

下へ、上へフリックすると

1

ページ上へスクロールします。リスト内を移動した場合は、

VoiceOver

が表示中の項目の範囲(例:「行

5

10

を表示中」)を読み上げます。ペー

ジを移動する代わりに、リスト内をスクロールで移動し続けることもできます。ダブルタッ
プしたあと押さえたままにします。音が鳴ったら、指を上または下に動かすとリストの継

続スクロールが開始します。指を離すと、継続スクロールが停止します。

108

24

アクセシビリティ

background image

リストのインデックスを使用する

リスト表示のときに、右側に五十音順・アルファベット順のインデックスが表示されること

があります。インデックスの選択を、要素間のフリックによって行うことはできません。イ

ンデックスを選択するには、そのインデックスを直接タッチする必要があります。インデッ
クスが選択された状態で、インデックスに沿って上または下にフリックします。ダブルタッ
プしてから指を上下にスライドすることもできます。

リストを並べ替える

「アクセシビリティ」設定の「ローター」や「言語ローター」など、一部のリストは並べ

替えができます。項目の右側にある

を選択し、ダブルタップして音が聞こえるまで押

したままにして、上または下にドラッグします。ドラッグの方向に応じて項目が上または下

に移動し、その項目が読み上げられます。

ホーム画面の項目を並べ替える

ホーム画面で、移動するアイコンを選択します。アイコンをダブルタップしたあと押さえた

ままで、ドラッグします。アイコンをドラッグする間、

VoiceOver

によってその行および列

の位置が読み上げられます。アイコンが目的の位置に達したら、アイコンを放します。別
のアイコンをドラッグできます。ホーム画面の別のページへと項目を移動するには、画面
の左隅または右隅へと項目をドラッグします。完了したら、ホームボタン

を押します。

スクリーンカーテンのオン/オフを切り替

える

3

本指でトリプルタップします。スクリーンカーテンがオンの場合、ディスプレイがオフの

ときでも画面のコンテンツはアクティブです。

iPad

のロックを解除する

ロック解除スイッチを選択してから、画面をダブルタップします。

VoiceOver

のジェスチャについて

VoiceOver

をオンにすると、標準のタッチスクリーンジェスチャを使っても異なる効果になります。ここで示すような

いくつかの追加のジェスチャを使って、画面内を移動したり、各要素を選択したときの動作を制御したりできます。

VoiceOver

のジェスチャには、

2

本および

3

本の指でのタップやフリックなどがあります。

2

本および

3

本の指を使

用したジェスチャで最適な結果を得るには、リラックスし、指の間隔をある程度空けて画面に触れます。

画面をダブルタップしたあと押さえたままにすると、

VoiceOver

がオンになっている間でも標準のジェスチャを使う

ことができます。音が鳴り、標準のジェスチャが有効になっていることを示します。指を離すまで、通常のジェスチャ

は有効になったままです。その後に、

VoiceOver

のジェスチャが再度有効になります。

さまざまなテクニックを使用して、

VoiceOver

のジェスチャを入力できます。たとえば、

2

本指のタップを入力する

ときは、片手で

2

本の指を使用するか、それぞれの手で

1

本ずつの指を使用します。親指を使用してもかまいません。

多くの人が、「スプリットタップ」ジェスチャが特に効果的だと感じています:項目を選択してダブルタップする代わり
に、

1

本の指で項目にタッチしたまま、別の指で画面をタップします。さまざまなテクニックを試して、最適な方法を

見つけてください。

特にダブルタップやフリックによるジェスチャなど、ジェスチャが機能しない場合は、操作のスピードを速くして試し

てください。フリック操作では、

1

本または複数の指ですばやく画面を払うように動かしてください。

VoiceOver

オンにすると「

VoiceOver

の操作練習」ボタンが表示されるので、ここで

VoiceOver

ジェスチャを練習してから

先に進むこともできます。

操作練習:

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」と選択し、

VoiceOver

の操作練習」をタッ

プします。操作練習が完了したら、「完了」をタップします。

VoiceOver

の操作練習」ボタンが表示されない場合は、

VoiceOver

をオンにしてください。

重要な

VoiceOver

のジェスチャの一部を以下で簡単に紹介します。

移動と読み上げ

タップ:項目を読み上げます。

Â

右または左にフリック:次または前の項目を選択します。

Â

上または下にフリック:

「ローターコントロール」設定によって異なります。

Â

110

ページの「

VoiceOver

のローター

コントロールを使用する」を参照してください。

2

本指でタップ:現在の項目の読み上げを停止します。

Â

2

本指で上にフリック:画面の一番上からすべての項目を読み上げます。

Â

2

本指で下にフリック:現在の位置からすべての項目を読み上げます。

Â

109

24

アクセシビリティ

background image

2

本指で「スクラブ」

2

本の指を前後にすばやく

3

回動かして(

z

を描きます)、通知を消したり、前の画面に戻っ

Â

たりします。

2

本指でトリプルタップ:項目セレクタが開きます。

Â

3

本指で上または下にフリック:一度に

1

ページ分をスクロールします。

Â

3

本指で右または左にフリック:次または前のページに移動します(ホーム画面、「株価」、「

Safari

」など)。

Â

3

本指でタップ:リスト内の位置やテキストが選択されているかどうかなど、追加情報を読み上げます。

Â

画面の上部を

4

本指でタップ:ページ内の最初の項目を選択します。

Â

画面の下部を

4

本指でタップ:ページ内の最後の項目を選択します。

Â

アクティベーション

ダブルタップ:選択した項目を有効にします。

Â

トリプルタップ:項目をダブルタップします。

Â

スプリットタップ:項目を選択してダブルタップする操作に代わる方法として、

1

本の指で項目にタッチしたまま、

Â

別の指で画面をタップして項目を有効にします。

1

本の指で項目をタッチし、別の指で画面をタップ(「スプリットタップ」):項目を有効にします。

Â

ダブルタップして押したまま(

1

秒間)にし、標準のジェスチャ:標準のジェスチャを使用します。

Â

ダブルタップして押したままにするジェスチャは、以降のジェスチャを標準のジェスチャと解釈するように

iPad

指示します。たとえば、ダブルタップして押したままにして、指を離さずにドラッグしてスイッチをスライドします。

2

本指でダブルタップ:

「ミュージック」、

「ビデオ」、

YouTube

」、

「ボイスメモ」、または「写真」では、再生したり、

Â

一時停止したりします。写真を撮ります(「カメラ」)。

「カメラ」での録画または「ボイスメモ」での録音を開始したり、

一時停止したりします。ストップウォッチでは、計測を開始または停止します。

2

本指でダブルタップしたままにする:要素ラベラーが開きます。

Â

2

本指でトリプルタップ:項目セレクタが開きます。

Â

3

本指でダブルタップ:

VoiceOver

を消音にしたり、消音を解除したりします。

Â

3

本指でトリプルタップ:スクリーンカーテンのオン/オフを切り替えます。

Â

VoiceOver

のローターコントロールを使用する

ローターコントロールは、

VoiceOver

をオンに切り替えたときの上下のフリックジェスチャの結果を変更するときに

使用できる仮想ダイヤルです。

ローターを操作する:

iPad

の画面上で、

2

本の指の間の場所を中心にして指を回転させます。

ローターに含めるオプションを変更する:

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「ローター」

と選択し、ローターで利用したいオプションを選択します。

ローターの効果は、操作によって異なります。メールでテキストを読むときにローターを使うと、上または下にフリッ
クしたときにテキストを

1

単語ずつ聞くのか、

1

文字ずつ聞くのか、または

1

行ずつ聞くのかを切り替えることがで

きます。

Web

ページをブラウズしているときにローター設定を使うと、すべてのテキストを聞いたり(

1

単語ずつま

たは

1

文字ずつ)、特定のタイプの要素(ヘッダやリンクなど)に移動したりできます。

テキストを読む
テキストを選択して読み上げるときの単位:

文字、単語、または行

Â

110

24

アクセシビリティ

background image

読み上げる

VoiceOver

の読み上げで調整できる項目:

音量または速度

Â

エコー入力、ピッチ変更、または欧文通話表の使用(

Apple Wireless Keyboard

を使用している場合)

Â

113

ページの「

Apple Wireless Keyboard

を使用して

VoiceOver

を制御する」を参照してください。

ブラウズする

テキストを選択して読み上げるときの単位:

文字、単語、または行

Â

ヘッダ

Â

リンク、訪問済みリンク、未訪問リンク、またはページ内リンク

Â

フォームコントロール

Â

表または行(表内を移動する場合)

Â

リスト

Â

ランドマーク

Â

イメージ

Â

静的テキスト

Â

同じタイプの項目

Â

ボタン

Â

テキストフィールド

Â

検索フィールド

Â

コンテナ(

Dock

などの画面領域)

Â

拡大/元に戻す

テキストを入力する

挿入ポイントを移動してテキストを読み上げるときの単位:

文字、単語、または行

Â

編集機能を選択する

言語を選択する

コントロールを使用する

値を選択して聞くときの単位:

文字、単語、または行

Â

コントロールオブジェクトの値を調整する

VoiceOver

でテキストを入力する/編集する

VoiceOver

でテキストフィールドを選択したときは、オンスクリーンキーボードまたは

iPad

に接続した外部キーボー

ドを使ってテキストを入力できます。

iPad

の編集機能を使って、テキストフィールド内でカット、コピー、またはペー

ストできます。

VoiceOver

でテキストを入力する方法は

2

つあります。標準入力と、タッチタイプです。標準入力では、キーを選

択してから画面をダブルタップして文字を入力します。タッチタイプでは、キーにタッチするとキーが選択され、指を
離すと文字が自動的に入力されます。タッチタイプの方がすばやく入力できる可能性がありますが、標準入力よりも
多くの練習が必要な場合があります。

VoiceOver

では、

iPad

の編集機能を使って、テキストフィールド内でカット、コピー、またはペーストを行うことも

できます。

111

24

アクセシビリティ

background image

テキストを入力する:

編集可能なテキストフィールドを選択し、ダブルタップして挿入ポイントとオンスクリーンキー

ボードを表示し、文字を入力します。

標準入力:左または右にフリックしてキーボードのキーを選択してから、ダブルタップして文字を入力します。ま

Â

たは、キーボードの中で指を動かしてキーを選択し、

1

本の指でそのキーにタッチしたまま、別の指で画面をタッ

プします。キーを選択するとそのキーを読み上げられ、文字を入力したときに再度読み上げられます。

タッチタイプ:キーボードのキーにタッチして選択し、指を離して文字を入力します。間違ったキーをタッチした

Â

場合は、使用したいキーを選択できるまでキーボード上で指を動かします。各キーにタッチしたときに文字が読
み上げられますが、指を離すまでは文字が入力されません。

参考:タッチタイプは、テキストを入力するキーのみで使用できます。

Shift

Delete

Return

などのその他のキー

では、標準入力を使用します。

挿入ポイントを移動する:

挿入ポイントをテキストの前または後ろに移動するには、上または下にフリックします。

ローターを使って、挿入ポイントを

1

文字ずつ移動するのか、

1

単語ずつ移動するのか、

1

行ずつ移動するのかを

選択します。挿入ポイントを移動すると音が鳴り、挿入ポイントの移動先にある文字、単語、または行が読み上げら
れます。

単語単位で前進しているときは、単語の末尾(その単語の後ろにあるスペースまたは句読点の前)に挿入ポイント
が配置されます。後退しているときは、前の単語の末尾(その単語の後ろにあるスペースまたは句読点の前)に挿
入ポイントが配置されます。移動ポイントを単語または文の末尾にある句読点よりも後ろに移動するには、ローター

を使って文字モードに戻します。挿入ポイントを

1

行ずつ移動すると、挿入ポイントが各行を通過したときにその行

が読み上げられます。前進しているときは、次の行の先頭に挿入ポイントが配置されます(段落の最後の行に達し
たときを除きます。その場合は、読み上げられた行の末尾に挿入ポイントが移動します)。後退しているときは、読
み上げられた行の先頭に挿入ポイントが配置されます。

標準入力またはタッチタイプを選択する

VoiceOver

がオンでキーボードのキーを選択した状態で、ローターを使って「入力モード」

を選択してから、上または下にフリックします。

文字を削除する

を選択し、ダブルタップまたはスプリットタップします。この操作はタッチタイプ中で

も必要です。複数の文字を削除するには、削除キーにタッチしたまま、削除したい

1

字につき

1

回別の指で画面をタップします。文字を削除すると、その文字が読み上げられ

ます。「ピッチ変更を仕様」をオンにしている場合は、削除した文字が低い声で読み上げ
られます。

テキストを選択する

ローターを「編集」に設定し、上または下にフリックして「選択」または「全選択」を選択し、
ダブルタップします。「選択」を選択した場合、ダブルタップしたときに挿入ポイントに最
も近い単語が選択されます。「全選択」を選択した場合、テキスト全体が選択されます。

選択範囲を広くしたり狭くしたりするには、ピンチ(

2

本の指で押し開くまたは閉じる)し

ます。

カット、コピー、ペースト

ローターが「編集」に設定されていることを確認します。テキストが選択された状態で、

上または下にフリックしてカット、コピー、またはペーストするよう選択し、ダブルタップし

ます。

取り消す

iPad

をシェイクし、左または右にフリックして取り消す操作を選択してから、ダブルタップ

します。

アクセント記号付きの文字を入力する

標準入力モードで、アクセント記号なしの文字を選択し、ダブルタップして、代替文字が
表示されたことを示す音が鳴るまで押したままにします。左または右にドラッグして文字を
選択すると、選択した文字が読み上げられます。指を離すと、現在選択している文字が入
力されます。

入力している言語を変更する

ローターを「言語」に設定し、上または下にフリックします。言語環境設定で指定した言

語を使用するときは、「デフォルトの言語」を選択します。言語ローターは、

VoiceOver

の「言語ローター」設定で複数の言語を選択した場合にのみ表示されます。

107

ページ

の「

VoiceOver

を設定する」を参照してください。

Safari

」で

VoiceOver

を使用する

VoiceOver

をオンにして「

Safari

」で

Web

を検索するときは、「検索結果」ローターの項目を使って検索フレーズ

の候補のリストが読み上げられます。

112

24

アクセシビリティ

background image

Web

を検索する:

検索フィールドを選択し、検索情報を入力してから、ローターを使って「検索結果」を選択しま

す。右または左にフリックしてリスト内を下または上に移動し、画面をダブルタップすると、現在の検索フレーズを使っ

Web

が検索されます。

「マップ」で

VoiceOver

を使用する

VoiceOver

を使用すると、拡大/元に戻す、ピンの選択、および場所に関する情報の取得ができます。

拡大/元に戻す:

マップを選択し、ローターを使用して拡大/元に戻すモードを選択し、上または下にフリックして

拡大または縮小します。

ピンを選択する:

ピンをタッチするか、左または右にフリックして、ある項目から別の項目へと移動します。

位置に関する情報を取得する:

ピンが選択された状態で、ダブルタップして情報フラグを表示します。左または右

にフリックして「詳細情報」ボタンを選択し、ダブルタップして情報ページを表示します。

Apple Wireless Keyboard

を使用して

VoiceOver

を制御する

Apple Wireless Keyboard

を使用して、

iPad

VoiceOver

を制御できます。

36

ページの「

Bluetooth

デバイ

スを使用する」を参照してください。

VoiceOver

のキーボードコマンドを使って、画面の移動、項目の選択、画面のコンテンツの読み上げ、ローターの

調整、およびその他の

VoiceOver

の操作を実行できます。すべてのキーボードコマンドには

Control

Option

キー

が含まれます(

1

つの例外を除く)。次の表では、

Control

Option

キーを「

VO

」と省略しています。

VoiceOver

ヘルプ」を使用すると、キーやキーボードコマンドが入力に合わせて読み上げられます。「

VoiceOver

ヘルプ」では、キーの配置や、キーの組み合わせに関連付けられた動作について説明されています。

VoiceOver

のキーボードコマンド

VO

Control

Option

現在の位置から始めて、すべてを読み上げ

VO

A

先頭から読み上げる

VO

B

ステータスバーに移動する

VO

M

ホームボタンを押す

VO

H

次/前の項目を選択する

VO

+→、

VO

+←

項目をタップする

VO

+スペースバー

2

本指でダブルタップする

VO

+「

-

次/前のローター項目を選択する

VO

+↑、

VO

+↓

次/前の読み上げローターの項目を選択す

VO

+コマンド+←、

VO

+コマンド+→

読み上げローターの項目を調整する

VO

+コマンド+↑、

VO

+コマンド+↓

VoiceOver

を消音する/消音解除する

VO

S

スクリーンカーテンのオン/オフを切り替

える

VO

Shift

S

VoiceOver

ヘルプ」をオンにする

VO

K

前の画面に戻る/「

VoiceOver

ヘルプ」

をオフにする

Escape

クイックナビゲーション

矢印キーを使って

VoiceOver

を制御するには、クイックナビゲーションをオンにします。クイックナビゲーションはデ

フォルトではオフです。

113

24

アクセシビリティ

background image

クイックナビゲーションのオン/オフを切り

替える

←+→

次/前の項目を選択する

→、←

ローター設定で指定された次/前の項目を

選択する

↑、↓

最初/最後の項目を選択する

Control

+↑、

Control

+↓

項目を「タップ」する

↑+↓

上/下/左/右にスクロールする

Option

+↑、

Option

+↓、

Option

+←、

Option

+→

ローターを変更する

↑+←、↑+→

Web

用の

1

文字クイックナビゲーション

Web

ページを表示するときにクイックナビゲーションが有効になっているときは、キーボードの次のキーを使用して

ページ上をすばやく移動できます。キーを押すと、そのタイプの次の項目に移動します。前の項目に移動するときは、

Shift

キーを押したままその文字を入力します。

H

ヘッダ

L

リンク

R

テキストフィールド

B

ボタン

C

フォームコントロール

I

イメージ

T

S

静的テキスト

W

ARIA

ランドマーク

X

リスト

M

同じタイプの要素

1

レベル

1

の見出し

2

レベル

2

の見出し

3

レベル

3

の見出し

4

レベル

4

の見出し

5

レベル

5

の見出し

6

レベル

6

の見出し

VoiceOver

とともに点字ディスプレイを使用する

更新式

Bluetooth

点字ディスプレイを使って、

VoiceOver

の出力を点字で読み上げることができます。また、入

力キーやほかのコントロール付きの点字ディスプレイを使用して、

VoiceOver

がオンのときに

iPad

を制御すること

もできます。

iPad

では、一般的なワイヤレス点字ディスプレイの多くを利用できます。サポートされる点字ディスプ

レイのリストについては、

www.apple.com/accessibility/iphone/braille-display.html

を参照してください。

点字ディスプレイを設定する:

ディスプレイをオンにして、「設定」>「一般」>「

Bluetooth

」と選択し、

Bluetooth

をオンにします。次に、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「点字」と選

択して、ディスプレイを選びます。

2

級英語点字のオン/オフを切り替える

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「点字」と選択します。

8

点式点字のオン/オフを切り替える

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「

VoiceOver

」>「点字」と選択します。

114

24

アクセシビリティ

background image

VoiceOver

のナビゲーション用共通点字コマンドについて詳しくは、

support.apple.com/kb/

HT4400?viewlocale=ja_JP

を参照してください。

点字ディスプレイでは、音声コントロール用に設定された言語が使用されます。これは通常、

「設定」>「言語環境」

>「言語」で

iPad

用に設定した言語です。

VoiceOver

の言語設定を使って、

VoiceOver

および点字ディスプレ

イ用に別の言語を設定できます。

VoiceOver

で使用する言語を設定する:

「設定」>「一般」>「言語環境」>「音声コントロール」と選択し、

言語を選択します。

iPad

で使用する言語を変更した場合は、

VoiceOver

と点字ディスプレイで使用する言語の再設定が必要になるこ

とがあります。

次のようなシステムの状況などの情報が点字ディスプレイの左端または右端のセルに表示されるように設定できま

す:

通知の履歴に未開封メッセージがあります

Â

通知の履歴の最新メッセージが未開封です

Â

VoiceOver

が消音になっています

Â

iPad

のバッテリー残量が少なくなっています(残量率

20%

未満)

Â

iPad

が横向きです

Â

画面表示がオフになっています

Â

現在の行の左側にさらにテキストがあります

Â

現在の行の右側にさらにテキストがあります

Â

左端または右端のセルにステータス情報が表示されるように設定する:

「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」

>「

VoiceOver

」>「点字」>「状況セル」と選択し、「左揃え」または「右揃え」をタップします。

状況セルの詳細説明を表示する:

点字ディスプレイで、状況セルのルーターボタンを押します。